講師【MIRA】の紹介|私が絵画教室をひらき絵を教えている理由

絵画教室【パピプルアート】や講師のMIRAに興味を持っていただき、ありがとうございます。

こちらの記事では、パピプルアートを主催し講師をしているMIRAの略歴や、教え方の特徴、教室などで絵を教えている理由についてお話しします。

少し長くなってしまいますが、ボチボチ読んでいただけたら嬉しいです。

略歴

画廊で9年間絵画の販売に携わった後、日本画のルーツをもつデザイナー(CIコンサルタント、グラフィックデザイナー)に師事。

師匠の指導のもと吉祥画を制作販売。(雅号は別名義)

ギフト商品を扱うECサイト企業を通してリアル系似顔絵師として絵を制作販売。

(こちらも作家名は別名義。生徒さんなどに直接たずねられた場合は、現在も稼働している販売ページやこれまでに描いた似顔絵作品もご覧いただいています。お取引先様を通しての受注でありリアル系という特性上、お客様の顔を描いた絵は私個人のサイトなどに掲載はしていません。)

2023年頃からアートブログ「パピプルカラー」で不透明水彩などの記事を執筆。月間2~4万人が訪れるサイトを構築。

2024年からオンライン絵画講師を始める。

2025年からホルベインワークショップ講師。

◆展覧会

◆2024年 

ステュディオメゾンダール(大阪) 個展

◆2025年

誠華堂ショーウインドー 展示

美游館 企画グループ展

ホルベインアートスペース ホルベインワークショップ講師作品展

ギャラリー吉武 シビュラ展(8月・12月)

◆2026年

ギャラリー吉武 シビュラ展(4月・8月)

その他、公募展など参加多数

講師の作品はコチラでご覧いただけます。

MIRAの絵の教え方の特徴

絵を描くというのは実技の世界ですので、絵を教えるときは私自身が描くところを生徒さんたちに見せることを大切にしています。

生徒さんひとりひとりに個性があり、自由にことなる描き方をして良いのですが、それ以前の段階として「どの道具をどう使えばそうなるのか」という体験を絵画教室ではしていただきます。

実技だけでなく絵を描くときに必要な知識についても、テキストを配布し座学を交えながら教えていきます。

知識ばかりを長時間教えても、理解できたような気がするだけで実際に絵を描くときに活かせなければもったいないと思いますので、必ずレッスンで描く絵と連動する形で知識をシンプルに教え、頭と手と両方で同時に理解できるようなカリキュラムを組んでいます。

不透明水彩(ガッシュ)を多くの人へ届けたい

私が作品制作で使用し、ワークショップや絵画教室でも使用している不透明水彩(ガッシュ)

海外では透明水彩以上に売れていると画材メーカーの方も仰っている非常にベーシックで使い勝手が良い素晴らしい絵の具なのですが、なぜか日本では水彩と言えば透明水彩のことだというくらい、不透明水彩はまだまだ一般に浸透していない画材です。

私の経験上、透明水彩、アクリルガッシュ、アクリル絵の具、油絵の具、日本画材のどれよりも使い方がシンプルでやさしく、品質も申し分なく高い絵の具です。

ほかの絵の具で(難しい)と悩んでいる人も、(私には絵は向いていない)と思ったことのある人でも、不透明水彩で絵を学べばもっとラクに思うように描ける可能性があります。

不透明水彩はこれから先、多くの人を幸せにしてくれる。

不透明水彩の存在やその良さを多くの人に知ってもらいたくてアートブログ【パピプルカラー】を立ち上げたのが、ことの始まりです。

リアル教室は想定外だった

オンライン絵画教室をすると良いよ」と教えてくださった方がいて、(そうかオンライン教室か)と思い、私はストアカでまず単発のレッスンをはじめてみました。

ゆくゆくは月額制のオンライン絵画教室にしようと考えてのことです。

ところが思いがけず、私の個展会場に画材メーカーホルベインの社員さんが来てくださり、「ウチでワークショップをしませんか」と声をかけてくださったので、二つ返事で「はい、やりたいです」と答え、リアル会場で教えることが決まってしまいました。

プレッシャーと感動

「描けるのだから教えられる」という確信はありました。

私は体を壊して途中で大学をやめてしまいましたが、プロの絵を販売する画廊で長く働いた経験があり、その後デザイナーでもあるプロの画家に師事し、現場で生きる絵を学びながら赤富士などの絵を描いて販売し、ギフト商品を扱う企業さんでリアル系似顔絵を取り扱っていただくなど、プロとして耐えられるレベルの絵とはどのようなものかを肌で感じながら、描く技術、表現する力を身につけてきたので、教えること自体に不安はありませんでした。

そうはいっても他の講師の方々はどこそこの大学出身、有名な会の受賞経験、10年以上の絵画教室のキャリアのあるような方たちばかり。

初回のワークショップはプレッシャーでとても緊張しましたが、ふと会場を見渡すと参加者さん全員が一生懸命もくもく描いている、その光景は永遠に眺めていたいほど美しかったです。

もともと人前に出るのは得意でないのですが、得意でないなら得意な人から学べばいいと考え、現役アナウンサーの先生からアドバイスを受けたりしながら、ワークショップを何度も経験する中で度胸がついていきました。

参加者さんに配られたアンケートには、「楽しかった」という感想や激励をこめたあたたかなメッセージもいただき、ホルベインの社員さんがはじめに仰ってくださった「一緒に成長していきましょう」という言葉も励みに、不透明水彩のワークショップ講師を継続してつとめさせていただいています。

リアルでないと生まれないもの

実際にリアルな現場で絵を指導させていただくと、やっぱりオンラインで出来ることには限界があり、リアルでないと気付けないことリアルだから出来るきめ細かな指導というものがあることに改めて気が付きます。

私自身が生徒としての立場では、絵画以外のジャンルも含めるとリアル対面教室、動画教材、メール講座、Zoom講座、師弟という距離感での学び、それぞれの経験があります。

当たり前なのですが、先生との距離が近いほど学びの質も深さもあるわけで、先生に対する感謝の思いも強くなります。

オンライン講座(とくに動画教材)は、(先生が良い方であっても)しくみ上、どうしても金の切れ目が縁の切れ目になりやすいという特徴があります。

オンラインの単発講座を始める前、私は子供のころ1・2年ほど通ったことのある絵画教室の先生をネットで検索し、今も別の場所で教室をされていることを知り、「自分も先生のように絵画教室を開きたい」と連絡を取ったところ、こころよく絵画教室を見学させていただけました。

画廊で働いていた時にサイン会などで関わらせていただいた作家さんで、絵画教室をされている先生にも何年振りかで会いに行き、同じように教室を見せていただいたりお話を伺うことが出来ました。

長い間ずっと会っていなくても、自分にとってはいつまでも先生で思い出す人たち

会いに行きたいと思うのは、やはりリアルでお会いして対面で学ばせていただいた関係性だからこそ。

オンラインでも教室は開こうと思っていますが、まずは目の前の人に向き合い、喜んでいただく関係性を作ることが私にとって基本じゃないかと考えるようになっていきました。

絵は一生のおくりもの

私には大切にしている小さな画帳があります。

これは絵の師匠から譲り受けたもので、もとは師匠のお母さまの手作りです。

師匠のお母さまには私は残念ながらお会いしたことがなかったのですが、106歳まで長生きされたプロの絵描きさんでした。

絵を描くときにカットした和紙の切れ端も無駄にすることなく大切にされ、自らの手で紙を貼り合わせて名刺ほどの大きさの本を作り、そこに絵を描かれています。

この小さな絵は100歳を超えてから描かれたものと聞いています。

かつては画会をひらき注文をとって絵を描いていた絵描きさんが、どのような気持ちでこの小さな絵を描いておられたのか、私にはなにもわかりません。

それでも初めてこの画帳を見せていただいたとき、こみ上げてくるものがありました。

なにもわからないけれど、このようなものを持っている人は幸せだと思いました。

このような何かを、生きているあいだ中、情熱をかけ続けられるものを持っている人の人生は豊かだと思いました。

ワークショップや教室に来てくださる方たちの中のひとりでもふたりでも、絵がその人にとって人生を豊かにしてくれるものになれば、という思いで絵を指導するという活動を続けています。